柔道をしている小学生の練習方法

最近の東京オリンピック開催に感化され、柔道を子供に習わせようと思っている親御さんも多いと思います。

小学生やもっと小さい幼少期のころから習わせることで、体力ばかりでなく、運動神経にもよくなりますので一考するのもいいでしょう。

幼稚園などですと、柔道と言うよりは遊び半分で楽しみながらやれればいいという程度で、体力作りの狙いもあります。

しかし、小学生になったころからは、体の成長の早くなり、中学年、高学年になるにつれ大人顔負けの実力を付ける者もいます。

小学生になる頃には、もはや体力作りのみだけでなく、運動神経なども形成される時期ですので練習方法に左右されやすくなります。

きちんとした練習をしていれば強くもなりますし、技もキレイに掛けられるようになり、試合でも一目置かれる存在になるはずです。

精神面も成長してくる時期ですので、小学生の練習はとても大事になってきます。

スポンサーリンク
judo-progressレクタングル大

小学生時代に形成される物

乳児のうちは、運動機能より生きていく上で必要な基礎的機能、つまり内臓や脳が強化されて行きます。

3歳頃から幼稚園までは、基礎機能が出来上がり、徐々に運動機能が発達していきます。

この頃には、運動会などで1位を取るなど、運動神経の良さで頭角を現し始める子も出できます。

小学校に入る頃には身長も伸び、体重も増え、どの子も運動神経が発達し、走ることやボール遊びなどを行うようになってきます。

この頃に運動をすることにより、視神経が強化され動体視力が良くなったり、道具をどのように使うとどうなるのかが分かるようになってきます。

この運動神経が形成される時期に、いろんなスポーツを行うと運動神経がよくなる傾向にあり、将来生かされることにもなります。

小学生の練習は主に何を行うか

小学生になるころから運動神経が発達し始めるので、柔道含めいろんなスポーツを習い始めるにはいいタイミングだと思います。

それに本人も面白がってやる分、覚えもよくなるので一石二鳥となる傾向があります。

柔道を習い始めた場合、この頃の練習は体と運動神経を形成する期間と考えて行ったほうが良いと思います。

体も成長している段階ですので、動くことによる運動神経の発達をメインに考えると良いでしょう。

具体的には、技を中心に覚えるようにし、体に負担の掛かる腕立てやスクワットのような強化練習は不要と考えます。

とにかく面白く、運動できれば良いと思います。

筋力トレーニングや持久力トレーニングは必要か

中学生や高校生ぐらいになると、筋力や持久力トレーニングを取り入れることもありますが、小学生の練習では不要と考えます。

体は成長している途中でまだ完全に出来上がっていません。

この段階で筋肉や骨に負担の掛かる練習をすると、思わぬ故障につながり、将来の成長にも影響が出るでしょう。

よく聞く話ですが、膝に負荷が掛かる状態が続くと身長が伸びないといった弊害が出るとのことです。

確かに柔道でもレスリングでも、幼少期から習っている場合、身長が伸びず比較的小さいままということが見受けられます。

このような成長に影響の出る、ウェイト系のトレーニングは避けたほうが良いと思います。

それから、持久力系のトレーニングについても同じで、肺活量やスタミナについてはまだ十分ではありません。

無理をし、持久力を付けさせようとすると貧血になったりするので、体が成長してからでも遅くありません。

陸上競技の長距離走をしている子に多いのですが、小さい頃から過度にトレーニングをすると影響が出てくるようです。

いずれにしても、体が出来上がっていないうちは逆効果ということを覚えていただければと思います。

スポンサーリンク
judo-progressレクタングル大

judo-progressレクタングル大

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする