柔道の投げ技は、大きく分けて、手技、足技、腰技、捨て身技の4種類になります。
その4種類には、それぞれ多種多様な技があり、数十種類という多さになります。
これだけ種類のある投げ技を、全て覚えるのはそう簡単な事ではありませんし、どの技も極めようとしたら何十年も掛かることになります。
因みに、一つの投げ技を、ある程度通用するレベルまで持っていくには、数年は掛かると思って良いでしょう。
しかし、中には他の人の半分程度の期間で通用するレベルになる人もいます。
この習得期間の差は、どこから生まれるのでしょうか?
その投げ技に必要なポイントを理解する
投げ技がなかなかうまくならない要因の一つに、技に必要な要素を理解していないことが考えられます。
部活や道場などで、この技は引き手を引いて、釣り手はこの角度で挙げる、タイミングはこうで、などいろいろなアドバイスを受けることになります。
このアドバイスをポイントごとにきちんと理解し、一連の流れとして体現できれば上達するはずですが、腕や足の動きのどれかが不十分であることが多く見られます。
要は、基本がきちんと理解できていない、体現できていないということになります。
どんな投げ技にも、抑えるべきポイントやタイミングがありますが、練習をしていくうちに疲れなどにより技をかける理屈を考えなくなることが原因と考えています。
確かに激しい練習の中で、いちいちそんなことを考えていられるか、という気持ちも十分分かります。
しかし、やみくもに力任せだけでは技は上達せず、必ず壁にぶつかるようになります。
こうならないためにも、打ち込み時や乱取り練習の中で、腕だけでも足だけでもいいので動きを確認するようにすると、自分の悪いところに気付くことができます。
動きの中ではどうしても注意できない、と言う場合は個別に技の練習をすると良いでしょう。
主な練習が終わった後で構いませんが、ゆっくりとした動作で入ってみたり、腕や足の各パーツの動きを見たりすると悪いところに気付くことができます。
この練習をしていると、だんだんと力が要らないポイントが分かるようになります。
ポイントが抑えられるようになったら徐々にスピードを上げたり、動きながら掛けたりすると上達も早くなります。
自分の動作を考えながら行うと、習得時間が短縮できると思います。
投げられながらポイントを掴む
もっと習得のスピードを早くしたいと言う場合は、投げられることをお勧めします。
ただし、ただ単に投げられるだけでは何の収穫も得られません。
投げられながら、どの姿勢の時にどこに力が入っているのか、どのタイミングで投げられた時が自然だったのかを体感することです。
特に技を習得し、大会でも上位に入るような人に投げてもらうと、自然に体が動きムダが無いことが分かります。
その人の動きの中で、どこのポイントを抑えて投げているのかを、理解することが上達の近道です。
ただダラダラと、早く練習が終わらないかな、と考えてやっていても上達はしませんよ。
