世の中にはいろんなスポーツがあり、内容は違えどそれぞれ肉体的、精神的な部分を鍛える目的を持っています。
その中でも柔道は体を動かし、汗をかき、筋力や持久力を高めることから肉体的スポーツであると言えます。
いろんなスポーツの中から、柔道をすることを選んだ皆さんの目的は多種多様だと思います。
格闘技ということで強くなりたい、貧弱な体を筋骨隆々にしたい、諦めない心を持ちたい、など千差万別です。
柔道をしている方で経験が長い方は、いろんなメリット、デメリットについて気付いていると思いますが、代表的なものを挙げてみたいと思います。
メリットと考えられること
まずメリットについてですが、以下のようなことが挙げられると思います。
肉体的メリットは、対人的に強くなれる(格闘技ですから)、筋肉が付き基礎代謝が上がりダイエット効果がある、風邪を引きにくく健康的になる、生活習慣病の予防になる、など。
精神的メリットは、忍耐力が付く、諦めにくくなる、精神が落ち着く、ストレス解消になる、人の痛みが分かる、など。
特に柔道を行う人の大半の目的が、プロ選手に憧れ身近なところで格闘技を習いたい、いじめられている状況を変えたい、と自分を変えてみようというものが根源にあります。
どのスポーツでもそうですが、自分の体の限界まで一心不乱に動くことで、自分の何かが変わったと感じることがあると思います。
このように自分を変えたいと思う事と、変えられることが一番のメリットだと考えています。
デメリットとして考えられること
逆にデメリットとしてですが、悪い方向に考えればいくらでも出てくるので、一般論とします。
肉体的デメリットとしては、怪我をする可能性があること、体力には限界があること、など。
精神的デメリットとしては、道場などに通う必要があり億劫になること、目標がなかなか達成できず自暴自棄になること、など。
柔道はスポーツですが、格闘技という一面もあるため相手とぶつかったりしているうちにケンカのようになることもあります。
本来はこのような状況は望ましくありませんが、特にはお互いにヒートアップしてしまうこともあります。
怪我をさせるつもりは無いかもしれませんが、強引な技などを掛けてしまうと怪我に繋がることが多くあります。
それから、本人自体は疲れを感じていないが、オーバーワーク気味になっていることもあり体が限界に来ていることも。
この状態は、筋肉や筋などに負担が掛かっている状態で、無理をすると筋肉断裂や筋の破断、疲労骨折などを招く恐れもあり非常に危険です。
昨今、猛暑が続き熱中症なども騒がれていますが、柔道は胴着を着ているせいか熱中症になりやすいというデータもあります。
無理をしていないつもりでも、注意を怠らないようにする冷静さも必要かと思います。
精神的に、と言う部分に関しては、私自身も経験がありますが、長年やっているとどうしても道場に行くのが嫌になってしまう時があります。
学生時代は半ば強制だったので、嫌でも行っていましたが、社会人になり自主性に任されるようになるとどうしても怠惰心が出てきてしまうようです。
柔道を続けていて、目標はインターハイに出るとか、弐段を取るとかいろいろですが、何年も目標がクリア出来ないと次第にモチベーションが下がってしまいます。
中学生や高校生は特に早いうちに結果を出さないと、大会に出してもらえない、レギュラーから外されてしまうと言ったことも起こります。
こうなってしまうと、どうせ練習を一生懸命やってもダメだし、と自暴自棄になってしまうことにも繋がります。
壁にぶつかった時には、先輩や先生、OBなどにアドバイスをもらうのも一つの手です。
一人で考えているとモチベーションが上がらない原因になりますので、相談するといいでしょう。
先生も先輩も相談されると嬉しいものですよ、意外に。