柔道の子供に対する教え方

子供は、遊ぶことが大好きで、夏休みや冬休みなどは家でじっとしていられず、どこかへ連れて行けと騒がれることでしょう。

引っ込み思案の子供という違いがあっても、家でゲームやテレビに夢中になったりして、よく怒られていると思います。

休み中は勉強をしているという子もいますが、勉強が好きになっていると言う場合は、もはや趣味の一部ということもあります。

外遊びであれ、家での遊びであれ、勉強であれ、自分が好きなことをしている時は、集中力が半端ではなく、10のうち8とか9を吸収してしまいます。

大人でもそうですが、好きな仕事なら休み時間も惜しいほどやり続けますが、嫌な仕事だと早く帰って酒を飲むことばかり考えてしまいます。

柔道も同じで、好きで楽しいのか、嫌いでイヤイヤなのかで上達の度合いも、やり続けるモチベーションもまるで違ってきます。

では、興味を持ってやり続けるようにするには、どうすればいいのでしょうか?

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ゲーム感覚で練習させる

殆どの子供は、机でじっとしているより、体を動かしているほうが好きなようです。

小学校低学年などなら、授業が始まって10分程度で飽きてしまい、そわそわし出し、回りにちょっかいを出したり、あくびをしたりと落ち着きがありません。

中学生でも高校生でも同じで、つまらない授業には身が入らず、居眠りしたり、ぼーっと外を見たりと暇に感じてしまいます。

大人になっても、誰かがしゃべっているだけの会議などは眠くて堪りません。

しかし、自分の好きなことをやりだすと途端に、水を得た魚の様に、あれもこれもと真剣になってきます。

小学校低学年までの子供は、特に楽しくないことには興味を示さない、面白がらない傾向が強いので楽しくする工夫が必要になります。

この頃の子供に、まじめにとか、もっとしっかりとか言っても、つまらないと思ったらやりません。

まずは練習が楽しんで出来るようにゲーム感覚で、出来る工夫をするといいでしょう。

例としては、一度柔道から離れますが、鬼ごっこのような遊びを練習中に取り入れ、自然に体の裁き方、つまり運動神経を養えるようにすると効果的です。

なお、子供だけにやらせるのではなく、大人も一緒にやることで心を開くようになるいう副産物効果もあります。

試合で勝つことで自信をつけさせる

小学校の高学年位になると、楽しいからやる、では無く、うまくなりたいから、誰々に勝ちたいからという楽しいだけではダメと言う事に気付き始めます。

こうなると、ゲームをやって楽しみながらというスタンスは、逆に子供に信頼されなかったり、見下される結果になります。

指導者の言うことにも、聞く耳を持たなかったり、反抗したりするようになるでしょう。

これは、柔道をきちんと覚えようと集中するようになった証拠ですので、もう子ども扱いするのは止めたほうがいいです。

きちんと、柔道が上手になるまともな話をし、大人の扱いをするようにすることで成長するでしょう。

試合にもどんどん出させて、最初は負けが続くと思いますが、努力して初めて勝った時には自信に繋がることになります。

こうなると師弟関係が確立してきますので、もっと強くなるように指導できると思います。

なお、小さな子供でも、負けたときの悔しさが分かるのでしたら、大人の扱いをしてあげると良いと思います。

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