柔道の乱取りで上達するコツ

柔道には、乱取りと呼ばれる練習があります。

立ち技と寝技の2種類がありますが、殆ど試合で行う内容と同じになっています。

それ故に、乱取りの出来がそのまま、試合での勝ち負けに繋がるので一生懸命やっている方も多いのではないでしょうか。

ただ、試合と異なるのは、投げられて一本になっても、寝技で抑え込まれてしまっても勝敗は関係ないということです。

その分気が楽になるので、試合で掛けたら怒られそうな技でも、コツを掴む練習とばかりに思う存分試すことも出来ます。

ただし、ふざけた技はもちろん、論外ですが。

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立ち技の乱取りで出来ること

柔道の乱取りは基本的に試合で使う技なら何でも掛けていいことになります。

普段打ち込みで練習できない巴投げなどの捨て身技、もろ手刈りなどの手技系、投げた後に寝技に入るタイミングのコツを考えたりと、いろいろ応用できます。

一人対一人で行いますが、審判は基本的にいませんので、お互いでどの程度の技の効果があったのか、きちんと掛けられたのかなどを確認します。

場合によっては、技を掛けた後、どこがどう良かったのか、逆に悪かったのかを見つけてもらうという事も出来ます。

柔道の試合と同じ技を使えると言うことで、お互いに思いっきり技を掛けるのを見ることが出来、これが練習だな、と実感できる瞬間でもあります。

普通は試合時間に準じて一本4分などとしますが、中には白熱しそのまま続けて3本などと行う場合もあります。

ケンカになってはいけませんが、お互いに納得しない技の掛け合いでは、試合でも通用するはずが無いので一生懸命技のコツを掴めるように乱取り練習することです。

寝技の乱取りは技を研究すること

ご存知の通り、柔道の寝技には固め技、関節技、絞め技と3種類あります。

固め技を極めたいと、それぞれのみの約束乱取りにして行うという方法もあります。

この約束乱取りは、主に初心者の頃の技を覚える期間や、技に行き詰りスランプに陥った時など、集中的に行うことが出来ます。

ただ、技を固め技や関節技などに限定したりするため、連絡技の幅が広がりにくい部分にあります。

固めながらの関節技とか、絞めながらの固め技など練習したり、連絡技を考えてみたりといろいろな技のコツを掴み、レパートリーを増やすことが出来ます。

寝技は考えながら行うと、理屈通りの結果になりやすいので面白く感じればしめたものです。

技を楽しんで研究しながら自分のものにしましょう。

効果的な乱取り

意外なもので立ち技、寝技それぞれ別に乱取りするのに、混合乱取りはあまり行われません。

立ち技をやっている横で寝技をしていると、万が一寝ている人の上に投げたら大変なことになるのは目に見えるので当然のことです。

でも、実際の試合では立ち技のみ掛けて終わりでは無く、その後寝技に移行し確実に相手を仕留めることになります。

実際に立ち技と寝技混合で行っていた時には、人数を少なくし、立ち技から寝技に移行したところで、立ち技をやっている組の間に人を入れ壁にします。

立ち技組が寄ってくるような時は、間に入った人間が、遠ざけるように誘導し寝技組との接触を避けます。

こうすることで立ち技から寝技への連携の乱取り練習が出来、実際の試合でも自然に体が動くようになり、相手は翻弄されるでしょう。

こうなればもうあなたは勝ったも同然ですよ。

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