柔道練習方法 打ち込み編

柔道の練習方法に打ち込みというものがあります。

投げ技の練習法のひとつですが、どこの柔道場でも学校でも基本とされている練習法ですので、覚えておくといいでしょう。

基本的にはこの打ち込みを行い、技の入り方、力の入れ方、タイミングの取り方、姿勢を正しく取れるようにします。

なお、打ち込み練習法には2つほどありますので、ご紹介したいと思います。

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2人で行う方法

打ち込み相手を一人として、技を掛けます。

この時、投げ技を掛けると相手が動くので、止まって掛けるより、動きながらの練習になり、より実践的です。

背負い投げの場合でしたら、前に前に引き出しながら掛けることになりますので、距離が必要になる場合があります。

内股や払い腰の場合は、相手に向かっていく形になりますので、あまり移動せずに練習することが可能です。

いずれにしても、相手が跳ね上がったり、倒れこんだりしやすいので周りに注意しながら行いましょう。

3人で行う方法

打ち込み相手+抑える人がセットになります。

打ち込みされる人を後ろから移動しないように、帯や胴着を掴んで、体が浮いたり移動しないように押さえつけます。

技を掛ける人はそのまま掛けますが、技を掛けられる人は押さえつけられているため簡単には動きません。

ということは、相手を動かすためには、より力が必要になるという事です。

この状態の相手を動かしたり、浮かせたりすることで、筋トレをしているような状態にもなり、筋力UPが狙えます。

より投げるための力を、技を掛けることで養おうというのが目的になります。

因みに、この方法を集中的に行うと、いざ試合や練習で相手が軽く感じるようになるので驚くことでしょう。

打ち込み練習法で期待できる効果

普段は打ち込みで、いかに早く正確に軽々と相手を投げられるようになるかが目的になりますが、違う狙いもあります。

それはゆっくりとした動作で入る練習法です。

どんな運動でも同じですが、速い動作で行うのはある程度慣れれば可能なことです。

しかし、速く出来る人がゆっくりした動作で行うことで、自分の悪い所が見えてきたり、意外な弱点に気付くこともできます。

例として、水泳のケースを紹介しますが、速く泳ぐことはわりと簡単にできます。

しかし、ゆっくり泳ごうとすると、足が沈んだり、まっすぐに進まなかったりと、自分でも分からなかった欠点に気付くことがあります。

この理論は柔道の技でも同じです。

ゆっくりとした動作をすることで、足の筋力が無い、引き手や釣り手が不十分、相手を引き出せていないなど気づくことができると思います。

打ち込みを数多くこなすことで技を磨き、自分のものにしましょう。

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