柔道をやっても弱いままである理由と強くなる方法

柔道を始めて何年も経つのに、後から入ってきた後輩に、負けるほど弱いと言う人は必ずいます。

よく”柔道の初段は簡単だから、直ぐに取れるよ”という話を聞きますが、これは条件が揃った人のみです。

一発で取れた人が、いかにも簡単だったと話を大きくしている程度のものです。

しかしこれが本当だと信じた初心者は、いつまでも初段を取れない自分は弱くダメな人間なんだ、と自分を責める様になり自信喪失に繋がるでしょう。

誰でもきちんと続けていれば、初段にもなれますし、試合でも勝つことが出来ます。

弱い人になってしまう理由をいくつか挙げてみましょう。

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初段を取るのは簡単なこと?

柔道を始めて、数ヶ月で初段を取る人は時々見ますが、大体が他のスポーツ、例えば野球とかバスケットボールをしていたような人に多く見られます。

具体的には、ある程度体が出来て、筋力も付いている、それにバランス感覚もいい、といういわゆる運動神経がよいと言われる人たちです。

初段は中学生から取得できますが、中学生だと体が出来上がっていない可能性もあります。

そのような場合は、中学に入ってから始めたとして、数ヶ月で取得出来るかも知れないし、もしかすると卒業までも取得することが出来ないかもしれません。

いろんなケースを見てきましたが、中学生で黒帯というのは県大会常連クラスで、各学校に二・三割程度でした。

対して高校生位になると、黒帯は半分以上は取得できているという状況です。

大人になってから始めた方もいましたが、体が出来ていないと、やはり1年や2年は掛かっていました。

取れない理由は、いろいろあると思いますが、一番は基本的な体力や筋力が不足しているからだと思います。

それだけに、柔道で初段、黒帯を取るということは、大変なことだと考えます。

柔道が弱いのを克服するには

柔道が弱いままである理由に、体力が無い、と言うのを挙げましたがどのスポーツでも同じだと思います。

体の各部の筋力、瞬発力、持久力、柔軟性など、ある程度のレベルが必要になります。

例として、バスケットボールの場合は、ボールを早く出したり素早く方向転換する瞬発力、試合中フルに動ける持久力、相手のチャージに負けない筋力や体幹が必要になります。

このいくつかある各能力のバランスのうち一つでも、レベルが低いとしたらどうでしょう。

瞬発力が無ければボールを取れず逆に取られる、持久力が無いと後半使い物にならない、筋力無いと相手に飛ばされてしまうでしょう。

結局はバスケットボールが上達しない、つまり弱いままとなる理由に繋がります。

柔道の場合も同じで、どれかが欠けたり、レベルが低かったりすれば、弱いまま、となってしまうでしょう。

特に運動経験が無かったり、体が貧弱だったりする場合は、相当練習をしないと弱いままかも知れません。

柔道に特に必要なのは何か

柔道は、特に筋力と瞬発力が必要なスポーツです。

柔軟性と持久力は、あれば尚いい、という程度のもので、体が硬い人もいますし、持久力は無いが秒殺で仕留める人もいます。

しかし、それは筋力と瞬発力があってこそのものなので、この2つが無いとなかなか強くなるのは難しいでしょう。

この2つのレベルを上げるには、普段の練習だけでは他の人に追いつきません。

練習以外の空いた時間に筋トレをしたり、学生なら通学は自転車にする、駅までダッシュで行く、家では腕立てや腹筋をするなど人より余計にする必要があります。

毎日の積み重ねが、弱いままでいるか、強くなれるかの違いだと思っています。

最後に、人と同じことをやっているだけでは、弱いままなのは当然ですし、理由をつけて自分を甘やかしているうちは精神的にも弱いままです。

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