柔道の投げ技を一人で行う練習方法と注意点

柔道の練習で、部員が少ない、自主練をしたい、などの理由で自分一人で練習をしたい時があります。

しかし、柔道は基本的に相手がいて練習になる部分も多いので、乱取りなど実践的な練習法が必要になります。

とは言っても学生の場合だと、通学時間が長く練習を途中で切り上げないといけない、少しでも他の人より強くなりたいなど理由はいろいろあると思います。

対人練習はさすがに無理ですが、少しでもうまくなる練習法はいくつかありますので、紹介しましょう。

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他の武道との違い

他の武道も対人練習が基本ですが、空手の場合ですと殆ど一人で出来てしまいます。

突きの練習や、型の練習は一人でするもので、フルコンタクトの場合も、拳の鍛錬は、わら突きや拳立て伏せなどで可能です。

他の剣道やボクシングなどの組まない武道系は同様に一人で出来てしまいます。

対して、組むことが基本となる柔道やレスリングは、必然的に相手が必要な練習は出来ないことになります。

では、何もできないのか?というとそうでもありません。

一人で出来る練習法1

まず、柔道の練習で一人で出来るのは、打ち込みの練習です。

一部の道場でも見たことがあるかも知れませんが、壁などに胴着の帯を吊るしてあることがあります。

それを相手の袖と襟に見立て、背負い投げ系の練習が出来ます。

実際にやってみると、相手がいる時と同じように掛けることが出来るので十分な練習法だと思います。

一人で出来る練習法2

これもたまに見ることがありますが、サンドバッグ、もしくは投げ専用の人形があります。

これを使えば、相手を持ち上げる裏投げやもろ手刈りの練習になります。

意外な使い方ですが、寝技の固め技の練習にも使え、実際にどこを抑えれば自分が自由に動けるのかなど研究することが出来ます。

何も道具が無い時は?

この2つは道具があれば出来る練習法ですが、何もない場合はどうでしょう。

仕方が無いので技の練習は諦めて、筋力トレーニングや体幹トレーニングにしてしまいましょう。

柔道に必要な基本的な筋力を鍛えるためには、自重トレーニングが効果的です。

場所が狭いホテルの部屋などでは、腕立て伏せ、腹筋、スクワット、体幹バランスなどの筋力系。

場所が少しあるのなら、ダッシュ、サーキットトレーニングなどの瞬発系と持久系。

それに加え、寝技などで行う、絞り、反り、えび(私の所ではこう呼んでいますが)などが可能です。

この時とばかり、普段自分で弱点だと思っている部分を鍛え直すのもいいと思います。

それからボクシングのようにシャドー柔道も意外に有効です。

乱取りをしているのをイメージしながら、引き手や釣り手のさばき方、技の入り方や力の入れ方などが確認できます。

意外な効果としては、ひとりで技を掛けるのにバランスを崩す場合がありますが、それだけ足腰がふらついている証拠です。

このように一人で行うことも出来ますが、頭がおかしいと思われるので誰もいないところで練習しましょう。

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