昨今の東京オリンピック開催の波もあり、子供の習い事に、柔道を選ぶ親御さんは多いと思います。
柔道だけでなく、習い事として他のスポーツを習わせて、体力向上を目指すなどメリットも多いです。
と同時に体が出来上がっていない年齢だと、故障をする可能性も高く注意が必要です。
柔道はあくまでも格闘技
体力づくりのため、いざと言うときのために習い事として柔道を習わせると言う話は良く聞きます。
しかし、柔道はスポーツとは言え、あくまでも格闘技です。
他のスポーツでも怪我や故障はありますが、柔道の場合は捻挫や打ち身など軽いものから、骨折や脱臼などの重いものまで起こる確率は高いです。
確かに、体や心を強くするために習わせるという親の気持ちも分かりますが、怪我をするリスクも増えます。
体力や精神力をつけるメリットと怪我をしてしまうリスク、デメリットをどう考えるかが課題となります。
子供だけにやらせるのはどうか
よくある話ですが、子供にスポーツをさせて、自分は何もしないで見ている。
これならまだいいのですが、中にはうまく出来ないことを攻めたり、罵声を浴びせる親もいます。
本人にしてみれば、自分がやってみろ、やってみてどれだけキツイか体験してみろ、と考えてしまうようです。
やらせるのは簡単ですが、自分も一緒にやってみる意識も必要ではないかと考えます。
一緒にやってみるメリットとしては、辛さが共有できるので、アドバイスがしやすく素直に聞いてくれることです。
逆に、子供が一生懸命やっているのに”そんなんじゃダメだ””もっと動けるだろう””もっとがんばれ”と言われたところで”うるさい”としか思いません。
次第に自分のがんばりを見てくれないと思うようになるでしょう。
子供がやるなら自分も、という行動力を伴ったほうがいいと思います。
柔道における怪我の多さ
学校の体育授業や部活で学ぶスポーツの中で、柔道が一番怪我の確率が高いというデータがあります。
しかも、重症化しやすいというデータもあります。
確かに柔道は武道、格闘技ですから、間違った使い方をすれば重症になることも多いと思います。
ただ、怪我をする中での原因に”ふざけ”や”無知”があることも事実です。
ふざけて技を掛け頭から落ちたり、長時間首を絞めて蘇生しなかったりと、未熟な者同士のみで行われていることも要因に挙げられます。
これから自分の子供の柔道を習わせようと考えているのでしたら、きちんと大人が付いて見てくれる道場のようなところを推奨します。
しかも、礼儀などの厳しいのはもちろんのこと、技の危険性や友達には絶対に使わない指導をするところがベストです。
実際に道場に行き普段の練習を見せてもらったり、習っている子供にそれとなく直接聞いてみるのもいいでしょう。
何度か納得するまで体験させてもらうのも一つの手です。
とにかく、指導を怠るようなところ、管理不十分なところは止めておいたほうがいいです。
柔道に怪我は付き物ですが、リスクは減らしておくべきだと考えます。