柔道を大人になってから初心者として学ぶときの注意

昨今の格闘技ブームに乗って、俺も何か格闘技をやりたい!、と思っているお父さんたちもいると思います。

そんなオヤジ達が、もし柔道を始めたいと思ったら、少々気を付けなければいけません。

そんな大人になってからの柔道を初める初心者が注意すべきことを、挙げてみたいと思います。

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柔道はあくまでも格闘技

そんなことは分かっているし、仕事でイライラしてるからストレス解消でもしようかなと思い始めてみると、キツくて、2、3回で辞めてしまう話も良く聞きます。

昔スポーツをしていた人が陥りやすいのが、今までも体を動かしてきたから直ぐにできる様になるだろう、という慢心です。

格闘技と呼ばれるもの全般ですが、何一つ楽な物はありません。

寸止めの空手なども、相手に拳を当てない分、楽そうに見えますが、体に当てる寸前で止めるにはそれ相応の筋力が要ります。

それに型も楽そうに見えますが、型を一本行うと最後の方には、手はプルプルと震え、水平に上がらなくなるでしょう。

それほどキツいものなので、甘く見ていると大変なことになるのは分かるかと思います。

柔道も格闘技ですので、楽そうだと甘く見ていると痛い思いをすることになります。

言い訳をする人は、1~2回程度で辞める

柔道を大人になってから、やりに来た人の中には、中学校や高校の授業で受身程度はやったので、乱取りしてもいいですよ、という鼻の高い人がたまに居ます。

そうですかと試しに、中学生の県大会常連クラスをぶつけると、全く歯が立たず、1本目で体はガタガタ、息も絶え絶えになります。

続けてもう一本どうですか?と言ってももう目はうつろで、明らかにへばっている状態であることが分かります。

社会人になって、時間的余裕ができたころにやってくる人が多いのですが、自分の体力や筋力が中高生時代の現役とあまり変わらない、と思っている人がよくこうなります。

でも昔少し齧っていたからと言っても、初心者の範疇を越えません。

ここで、もう一本とか食らい付く程の精神力があれば、次の稽古の日もがんばって来るでしょう。

でも、俺今日は調子悪いからとか、ちょっと鍛えなおせば負けない、などと言い訳を覚えた大人は殆ど次の稽古には現れません。

やっぱり来ないか、と思ってしまいますが、大体はその程度です。

中高生のように、県大会に出るとか、黒帯を取りたいとか、明らかな目標も無く、思いつきだけで来た大人はそのキツさに耐えられないようです。

柔道は全身運動

キツいということで、柔道経験者はタイミング技を得意とする人以外は、大半はマッチョです。

体重が軽い人は、細マッチョで体脂肪率一桁。

体重が重い人は、ゴリマッチョで子供を片手で軽々と持ち上げられる。

など、その体つきからしても、余程の運動をしないとこうはならないということが分かると思います。

柔道の技を全般に行うとよく分かりますが、立ち技でも、寝技でも全身を使わないと出来ない技ばかりです。

その証拠にブランクの後、再び練習をすると次の日には、歩けないほど、腕を挙げるのが辛いほどの筋肉痛に見舞われます。

そのような高負荷の運動を、逃げ癖を覚えてしまった大人では、続けることは難しいでしょう。

年上だから偉いのか?

大人になってからということで、年下の人たちを見るとどうしても威張りたくなりますが、それをしてはいけません。

大人のズルいところですが、人生では先輩でも、柔道では一番後輩、つまり初心者です。

何でも吸収しようとする、謙虚さが無いと、威張っているだけで何もできないと見透かされてしまいます。

柔道は体の強さだけでなく、精神部分も鍛えることが出来るものです。

皆から見ても、変わったね、と言われるように謙虚な気持ちでがんばって見ましょう。

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